「踊ってる風」だけじゃない、私のもう一つの専門現場
最近は、「踊ってる風シリーズ」キッカケでこちらのWEBサイトに辿り着いてくださる機会が多く、ありがたい限りです。
Instagramの見え方から、ダンス指導者のイメージが強いかもしれませんが、私の職業は「振付師上がりのパーソナルトレーナー」です。エンタメ界での振付師を経て、運動指導の道にシフトしました。
当サイトでご紹介している通り、中高年世代向けのパーソナルトレーニングを出張スタイルで提供しており、最近は後期高齢者の方のトレーニングを担当する機会が増えました。
というのも、長年継続していただいているクライアントの方々が順当に歳を重ねられ、後期高齢者になられた、という自然な時の移ろいがあってのこと。今や皆様90代に突入。最年長は御年100歳の女性です!
そうなると、求められるのは運動指導だけではありません。
5年前のコロナ禍、時間ができたタイミングで「介護福祉士実務者研修」を修了しました。昔でいうヘルパー1級にあたるものです。クライアントが歳を重ねていく先を見据えて、「今後きっと役に立つ知識だろうな〜」と、当時はまあまあ軽い気持ちで始めた勉強でした。
少し気取って言うなら、クライアントの数年後を想像したとき、今の自分に何が足りないかを考えて動いておいた、というわけです。時間も費用もそこそこかかりましたが、今となっては完全に向こう何年分もの元を取ったと感じています。
介護技術や福祉の知識を身につけておくことで、クライアントの日々の体調面はもちろん、行政やご家族との連携など、こちらの動き一つでクライアントの生活を支える一助になれる場面がたくさんあるんですよね。
「運動指導」といっても多岐にわたることを実感します。
運動の引き算足し算。ただ運動を促すのではなく、体調に合わせて「あえてやらない勇気」を持つことや負荷の微調整を行うことは、安全を守るための必須スキルです。
「お金をいただいている以上、運動してもらわないと仕事として成立しない」という不安に駆られることもありますが、後期高齢者の指導においては、そこに執着しては絶対にいけない。
そして、適切な話法と距離感。これが自信を持って選べるのは、介護知識という土台があるからこその強みです。
介護福祉士実務者研修は、介護職を目指す人だけのものではなく、私にとっては、今の環境においてこれ以上ない「教養」だったと日々実感しています。